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Fly Fishing Trip

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2017年 10月 12日

Rock shore fishing -マダイのフライフィッシング-

これは僕がかねてから気になっていた釣りの一つ。

いろいろ調査をして2年目。


ニュージーやオーストラリアではすでにやられている釣りらしい。

日本でもルアーの人には極一部の地域では流行っていて、ショアから80センチなんて釣果も聞こえてくるほど。


タイラバなんかからも分かるように、マダイはとてもスローな釣りが多いのでフライで釣れない訳が無い。

しかも、日本で流行っている釣り方もフライで言うほぼ「スイング」なので釣れたといって良いんじゃないかと思うほど。


とはいっても現実は甘くなくて、もう2年が経ってしまいました。。。


実際、1度はフックアップまで至ったがその時はばらしてしまい、といったかんじで

少しずつ近づいてはいるのだけどなかなか結果が出なくて最近では正直諦め半分になってました。

しかし、先日のヒラマサ釣行の際に、少し気になった潮があったのでやってみようと思い

ねちねち攻めて見たんです。

離岸流と本流がぶつかるところに向かってフライをスイング、アクションさせていく。

諦めずに何度か流していると…

コツコツ。


なんかきた。

フライをかじっているのかさほど大きくないあたりがきたので、そのまま流してやるとグググッとひったくられます。


あたりの小ささに最初はイサキかな?と思ったが

下にズンズンズンとトルクのある引きで突っ込んでいくので、まさかこれは!

と思い慎重にあげてくると


そこには真っ赤な魚体が!


いざ目の前にして思いの外焦ったが、オーバータックルだったので余裕のランディング。







Rock shore fishing -マダイのフライフィッシング-_a0263062_00315088.jpg


「よっしゃー!!」

思わず雄叫びをあげてしまいました(笑)


ここ最近で一番感動した瞬間でした。

55cmの正真正銘マダイ!





魚の王様、その真っ赤な姿はやはりカッコいい~~

ヒレもピンとして、目の周りの青色のチークも素敵です。



マダイの釣りは潮流が一番の決め手だと感じています

ポイントとタイミングさえつかめばかなりの確立でつれるといわれているし、ルアーではかなりの数を上げている人もいて、なかなかポテンシャルは高そう。

時にはフックがつぶされるほどの大物がかかったりと、かなり夢のある釣り…


今後フライフィッシングで2匹目、3匹目…n匹目(笑)と釣れるように研究の日々になりそう。

海の釣りも奥が深い~


# by sssssfly | 2017-10-12 01:24 |
2017年 10月 09日

Rock shore fishing -ヒラマサのフライフィッシング-

このブログの主旨は、「フライフィッシングでフライらしく色々な魚を釣る」ってことなのだけど、
フライらしいってとこが難しいところで、自分の中では下に書き出した感じだと思う

・ラインの抵抗を利用する(スイング、ステイ)
・ラインに抵抗がかからないように釣る(ナチュラルドリフト)
・浅いレンジ(深度10mくらいまで)で釣れる
・水面で視覚的に楽しめる
・流れの中を釣る
・タイイングで釣果が変わる
・静かにプレゼンテーションする必要がある
・マッチザハッチ(マッチザベイト)
・キャスティングが楽しめる


こうやって書き出すと色々ありすぎてどの釣りでも当てはまりそうなのだが...

そんな中でも、
・水面で視覚的に楽しめる

ってとこはドライフライのイメージが強いフライフィッシングにとってとても大きい要素なのではないかなと思う。




それで...





今回のタイトルの通り
「フライフィッシングでヒラマサを釣る」というところだけど、
これは前々からフライ的にいけるのではと思う節があった。

最近、ルアー業界ではヒラマサのトップゲームが流行っていて、
15センチ以上のダイビングペンシルを使ってヒラマサを誘い出して釣るのだけれども
よく見ているとジギングなどに比べると思いの外スローなテンポの釣りなんですよね。

そこで、スローならばなんとなくフライでいけるのではと思って
「ヒラマサをフライで誘い出す」っていう釣りをやってみようと思ったわけです。
リトリーブの仕方次第ではぜんぜん引き出せるのではないかと。

ただ、色々問題もあって。
まず今回チョイスした釣り場が磯であること。
フライで使えるリーダーはせいぜい30lb。ルアーマンは100lbとかのリーダーを入れてやっています。
いざかけたとしても易々とブチ切られるのではという問題。
今回はシューティング40lbにリーダー35lbで少し無理をしたセッティングにして後は運に任せました。

後はキャストレンジが狭いこと。
しかし、ここに関しては目の前で潮が良く流れるポイントやヒラマサがつくような瀬が近いポイントに入ることでクリアしました。

そしてフライは、とりあえず中空のポッパーヘッドとポッパーヘッドを逆向きにしたもの。
これをいつも使っているフライにジョイント!しただけのもの。
見た目はずぼらだけど、動きはよく、ある程度の大きさも稼げます。
時合いが過ぎればヘッドをとって、沈める釣り。
という感じを想定した上でもこのシステムはフライを巻く本数を減らすことができて便利なんです。

こいつらを持って現場へ向かいました。





岩が入って流れがよれたところを中心に、ザバッ、とダイビング&ダートさせるようにフライを引いていきます。
本当に出るのか半信半疑のままリトリーブしていくと、突如下から黒い影がフライに突進してきます!

バシュッ!!

ヒラマサがフライに出ます。しかしフライが軽すぎるのか宙を舞ってしまいました。

その後も何度もチェイスするのですがリトリーブのワンストロークが短くて見切られてしまったり、
ワンストロークを長くしようとティップで引っ張ると、フッキングがうまくいかなくなってはじいてしまったり
フライが軽くて飛んでしまったりと、3日間やって計10発のバイト。2発フックアップして、すべてバラシという結果に...


しかしベイトが入ってきたタイミングでエンジェルミノーをファストリトリーブすると...

ゴンゴンゴンゴンゴン...!!!!

ものすごい勢いでもってかれます!

バッドでパワーを受け止めて、リールは思いっきりロック!

走ろうとするのを止めて、いなして、止めて、いなしてとするうちに手前によってきた!
ここがチャンスとを思い一気に勝負に出る。ビーチロッドのバットを信じ思いっきり浮き上がらせてそのままランディング!

Rock shore fishing -ヒラマサのフライフィッシング-_a0263062_03265682.jpg


トップでは取れなかったが、フライで初のヒラマサに足が震えました。
ジャスト80のショアからのグッドサイズ。このサイズが取れたのはたぶん奇跡です。

その後、同じパターンで60upをもう一匹追加。
このサイズでも怖いくらい強い。
ブリの一つ上を行くパワーに驚かされました。
Rock shore fishing -ヒラマサのフライフィッシング-_a0263062_03281191.jpg

今回、トップでは釣れませんでしたがとても高いポテンシャルを秘めた釣りだと思います。
フライやリトリーブの改良次第では全然まだまだ釣れる釣りになるでしょう。
(たぶん大きなラインバスケットがあればストロークがのばせるしいけそう)

そして、あのとてつもないパワーの引きは病み付きになります。少し恐怖すら感じることもあるけど、取れたときの感動は一入です。
フライ、それもトップでヒラマサ。めちゃくちゃ釣れる釣りではないけれども、これから開拓の余地のある釣りだと感じた釣行でした!



# by sssssfly | 2017-10-09 03:46 |
2017年 09月 23日

シーズン最後の渓流釣り


シーズン最後の渓流釣りはちょっと遠出して日本海側の河川に。

空気もひんやりして秋の訪れを感じながらの釣りあがり。
初夏もそうだが、暑さの和らいだ渓流での釣りほど気持ちいいものはない。
9月の渓流釣りは僕の中で最も好きな釣りの一つかもしれない。


毎年この北陸の渓には初夏に訪れるのですが、その時は雪代明けのフレッシュでパワフルな魚たちが飽きない程度の相手をしてくれます。

しかし、シーズン終盤戦。

多くの釣り人に鍛えられた魚たちは初夏のようには出てくれなくて
流れが岩にぶつかってできた岩陰のほんの少しのよれや、流れの間のほんの小さなスポットを狙う釣り。

シーズン最後の渓流釣り_a0263062_09232337.jpg

それでも綺麗に流れた時はイワナはゆっくりとフライをくわえてくれて、思わず笑みがこぼれます。
ヤマメはものすごいスピードで飛び出してくるものばかりだったけど。


そんな中でもここぞという大場所ではジャスト尺のイワナや、
シーズン最後の渓流釣り_a0263062_09164902.jpg
流れの速いポイントからも良型のヤマメが顔を出してくれて、
シーズン最後の渓流釣り_a0263062_09235267.jpg
シーズン最後の渓流釣りは大満足で終えることができました。


また来年、美しい彼らの顔が見れることを願って川を後にしました。



# by sssssfly | 2017-09-23 21:14
2016年 12月 10日

Shallow shore fishing

秋の中紀はフライには絶好な釣りものが多いような気がしてまたまた行ってきました。

今回は流れのあるシャローでのリトリーブの釣り。

フライもルアーもだけどリトリーブ一つで魚の反応が変わる。

一般的にリトリーブってティップを下げてラインを直線に扱うといい、と言われているけれども果たしてそれはどうなのか。

この釣りにおいては、(潮流もあるし)いかに底を切らないようにリフト&フォールするかみたいなところがある気がして、
そんなイメージで普段とはちょいと違った引っ張りで展開してみました。


フライを流れに任せてリフト&フォールすると、モゾっと。

キタキタ。


Shallow shore fishing_a0263062_02312255.jpg


しっかり竿を曲げてくれる、安心のこやつら。ゴンゴン首を振って、意外にもファイトが強いんです。



基本、私は海の魚はキープなので。
Shallow shore fishing_a0263062_02312470.jpg



薄造りで美味しくいただきました。

日本にいるんだから釣って食べてでいいじゃないの。


まあリリースうんぬんの前に釣らなきゃだけど。



リトリーブ論が的中したようなマゴチ釣りでした。
Shallow shore fishing_a0263062_02312603.jpg







# by sssssfly | 2016-12-10 02:11 |
2016年 12月 06日

Rock shore fishing 1

ブログはじめました。

あらゆる魚をショアからフライフィッシングでしとめる。
というコンセプトで日々釣りをしてはや10年。
今頭の中にあることを記録していくためにブログでも書いてみようと思いました。

ある時は渓流、ある時は磯、またある時は堤防...(たまにボート使うけど...)
海、川、湖問わず地に足つけてフライフィッシングをしています。

フライフィッシングはその独特な釣法故に、他の釣りに比べて不利なことが多いですが
逆にそこを強みにして、あらゆる魚を釣っていこうという考えです。



そんなわけでその第一弾。


今回は和歌山県の地磯を舞台にヒラスズキ釣りに行ってきました。

この時期、水温が下がり北西風が吹き始めるとベイトが接岸し
ヒラスズキの釣果が聞こえ始めるようになります。

今年も11月の下旬の寒波が到来したあたりから、
海が荒れた日には多くの釣果が上がっているとの情報が入ってきたのです。

いてもたってもいられなくなり、先日、和歌山の地磯に行ってきました。
予報では波が1-2m。ヒラスズキの釣りにしては少々海は穏やかでしたが、幸いまだウネリは残っており
時折沖から入ってくる波にサラシが広がります。

Rock shore fishing 1_a0263062_2171730.jpg


早速、よさげなポイントを打って回りますが反応がありません。
しかし、次第に風が吹き始めいいサラシが入ってくるようになりました。
チャンスです。

ここしかないというポイントにたどり着きました
岬と離れ磯の間に潮が抜けて明らかに釣れそう...

Rock shore fishing 1_a0263062_2173681.jpg


その一投目でした。

向かいの磯際にフライが入り、そのまま流すと
下から「ガボっ」。
すかさず合わせて、ロッドに重みが伝わります。

しかし次の瞬間、ふっ...と

フライが宙を舞いました。


バラシが多いこの釣り。少ないチャンスだけに悔やむに悔やみきれません。
その後もポイントを回りましたが暴風と少ないサラシになやまされバイトを得られず。

上物師やルアーマンも入ってきて、結局時間となり昼頃に納竿となりました。

しかし、あのバイトしたヒラスズキの顔が脳裏から消えません...

この冬、シーズンオフとはならなさそうです。


y.y

# by sssssfly | 2016-12-06 02:17 |